【中華IMU】WT901Cの紹介
Review WT9011 @ WitMotion
カルマンフィルタ内蔵9軸
最近趣味のクモ型ロボットを作り始めたんですが,自律動作をさせたいのでIMUを積むことにしました.やっぱり9軸使ってヨー角までサクッと計測したいわけですが,いちいち各種センサを自前でセンサフュージョンさせるのはめんどくさいな…と思っていたところでこの商品を見つけました.
カルマンフィルタ内蔵,RS232C対応でUSB変換ケーブルも純正で販売,何よりROSのパッケージも配布されている!!!神では????やっぱり時代は中華です.四千年の歴史は伊達じゃない.
Amazonリンクはこちら:WitMotion WT901C RS232版
RS232C to USBの変換ケーブルも一緒に買うと幸せになれます.こちら:WitMotion USB to RS232 UARTコンバータケーブル
実際に動かしている様子を御覧ください
動画はROSではなく公式が出しているwindows向けビューワの画面です.3次元空間内の姿勢をくるくる測れているのがわかりますね.
サポートが神
ちなみにこのメーカ,結構な種類のIMUをAmazonで販売しています.ROSで使うにはどれを買えばいいのかよくわからなかったので,サポートに「ROSのパッケージに対応しているモジュールはどれ??」とメールしたら半日くらいで返事が来て「この型番のやつ買ってね!」と教えてくれました.さすが中華,フットワークが軽くて助かります.きっと日系大手ではこうはいかないでしょう.
ROSは要注意
またこのROSのパッケージですが,デフォルトでUSBシリアルのボーレートが115200bpsに設定されています.しかし,WT901Cは購入時のボーレート初期設定が9600bpsになっているため,そのまま繋ぐと動きません.そのため,上記ビューワの設定機能からボーレートを115200bpsに変更する必要があります.僕は最初全然気づかなくて結構はまりました.ROSパッケージのGithub issueを覗いたら「ごめんボーレートの初期値が噛み合ってないかも!」と書かれていて気づきました.助かったーーーーーーーオープンソースの利点を最大限享受してる今日このごろです.
ROSのTFにいれたい
次はTFツリーに突っ込んでrvizで可視化できるようにしたいと思います.ノードができたら適当に公開します.お楽しみに!